2013年5月29日水曜日

チーム・バチスタの栄光 (2008)

竹内結子・阿部寛




あらすじ: 高難度の心臓手術「バチスタ手術」を26回連続で成功させていた“チーム・バチスタ”に、3度続けて術中死が発生。内部調査を任された田口(竹内結子)が 適当な報告で締めくくろうとした矢先、厚生労働省から派遣された切れ者役人の白鳥(阿部寛)が現れる。2人はコンビを組んで、“チーム・バチスタ”のメン バーを再調査することになる。

休暇 (2008)

小林薫・西島秀俊





あらすじ: 結婚を目前に控えた刑務官の平井(小林薫)は有給休暇を使い果たし、新婚旅行に出掛けられずにいた。披露宴を週末に控えたある日、収監中の死刑囚、金田 (西島秀俊)の執行命令が下る。執行の際、下に落ちてきた体を支える“支え役”を務めれば1週間の休暇が出ることを知った平井は、誰もが嫌がる支え役に自 ら名乗り出る

大停電の夜に (2005)

豊川悦司・田口トモロヲ・原田知世





あらすじ: 2007年12月24日、 クリスマス・イヴ。かつての恋人を待つバーのオーナー、愛人に呼び出されホテルへと向かう男、手術を目前に控え生きることに迷いを感じる少女、それぞれの クリスマスが始まろうとしているその時、街から光が消える。暗闇に沈む東京で一夜限りの物語が動き出す。やがて、晋一のバーにキャンドルが灯され、そこに 様々な人々が集まる

THE有頂天ホテル (2006)

役所広司・松たか子・香取慎吾




あらすじ: 大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」では、ホテルの威信がかかった年越しカウントダウンパーティーの準備で大忙し。そんな中でも副支配人の新堂平吉(役所広司)は、様々な問題に機転を利かせて対応するのだが……。

それでもボクはやってない (2008)

加瀬亮・役所広司




あらすじ: フリーターの金子徹平は、朝の通勤通学ラッシュに大混雑する電車で就職面接に向かう際、女子中学生に痴漢と間違えられてしまう。無実の罪を被って示談で済ませるという妥協案を拒み、あくまで濡れ衣を晴らそうとした徹平は、逮捕され、更には起訴されることとなる。そして、徹平と彼の支援者達の長い戦いが始まる。

群青 (2009)

長澤まさみ・福士誠治




あらすじ: 沖縄の離島・南風原(はえばる)島の1日は、サンゴが眠る深く青い海と大空が、群青色 に溶け合う夜明けの情景から始まる。今から20年前、病に冒された美しいピアニスト由起子が、東京からこの小さな島にやってきた。由起子は、島と海しか知 らないウミンチュ(漁師) 龍二と恋に落ち、凉子という名の娘を授かるが、幼い娘を残して天国へ旅立ってしまう。時は流れ、幼なじみの大介、一也と兄妹のように育った凉子は、母親譲 りのピアノの腕をもつ島一番の美しい娘に成長した。大介は大学進学で島を離れ、一也は島でウミンチュを目指すことに。そして一也は凉子に愛を告白し、結婚 を約束するが、若い二人の結婚を父・龍二は反対した。一也は父の許しを得るために凉子へ贈る宝石サンゴを取りにひとり海へ…。だが凉子を待ち受けていたの は、一也が海で命を落としたという知らせだった。愛する者を失った凉子は心を閉ざし、周囲との関係を断ってしまう。そして父・龍二も妻・由起子との別れの 痛みを抱えて生きていた…。

スシ王子! 〜ニューヨークへ行く (2008)

堂本光一







重力ピエロ (2009)

加瀬亮・岡田将生





あらすじ:   遺伝子を研究する泉水(加瀬亮)と芸術的な才能を持つ春(岡田将生)は、一見すると仲の良さそうな普通の兄弟だ。そんな二人の住む街では、謎の連続放火事 件が発生していた。泉水と春は事件に深く踏み込み、家族を巻き込みながら次第に家族の過去にも近づいていくのだが……。

天然コケッコー (2007)

夏帆・岡田将生




あらすじ: 小中学校合わせても、たった6人の生徒しかいない田舎の分校に、東京から転校生の大沢(岡田将生)がやってきた。そよ(夏帆)は、都会の雰囲気漂う大沢に 心ときめくが、彼の冷たく乱暴な言動に戸惑いを覚える。しかし、海水浴でのあるできごとをきっかけに、そよの大沢に対する印象が変化し始める……。

君にしか聞こえない (2007)

成海璃子・小出恵介




あらすじ: 内気で友だちのいない高校生のリョウ(成海璃子)は、ある日、公園でおもちゃの携帯電話を拾う。数日後、彼女が保健室にいると着信音が聞こえ、若い男性の 声が聞こえてくる。なぜか、二人は電話がなくてもテレパシーで通話できるようになり、長野に住むシンヤ(小出恵介)と、横浜で暮らすリョウの不思議な交流 が始まる。

blue (2003)

市川実日子・小西真奈美




あらすじ: 高校の3年に進級し、周囲がそれぞれの進路について考え始めた頃、桐島カヤ子はひとつ年上のクラスメイト、遠藤雅美のことが気になっていた。去年、何かの 理由で停学し、カヤ子と同級生になった雅美は大人っぽく、物静かな女の子。カヤ子はそんな彼女に惹かれていく。そして、思い切って雅美を昼食に誘う。これ をきっかけに2人は親しくなっていった。ある時、カヤ子は合コンで知り合った少年とそのままホテルで関係を持つ。ところが、その少年が親友の憧れの人だっ たことから、親友に激しくなじられ落ち込むカヤ子。そんなカヤ子を雅美は海に誘ってくれた…。

インスタント沼 (2009)

麻生久美子・風間杜夫





あらすじ: 非科学的なことは一切信じない、雑誌編集者の沈丁花ハナメは、担当する雑誌が廃刊になって会社を辞することになり、母親のは何を考えたかカッパを探して池に落ち昏睡状態になるなど、泥沼の渦中にあった。同じ池から発見された母が投函した古い一通の手紙から自分の出生の秘密を知ってしまったハナメは、行方知れずだという実の父かもしれない男・沈丁花ノブロウの居場所を探し、訪ねてゆくことにする。ノブロウは怪しげな骨董店「電球商会」を営んでおり、店にタムロするパンク青年・ガスか らは「電球」と呼ばれていた。ノブロウのいい加減で身勝手な性格に呆れ果てたハナメだったが、彼らと触れ合っていくうちに骨董に興味を持ちはじめ、自ら骨 董屋を開業する。なかなか商売がうまく行かずテンションの上がらないハナメに電球は「物事に行き詰まったら水道の蛇口をひねれ」という教えを伝授する

幸せのかおり (2008)

中谷美紀・藤竜也






あらすじ: 金沢の港町にある小さな中華料理店「小上海飯店」。デパート店の営業として働いていた山下貴子(中谷美紀)は、小上海飯店の店主王慶国(藤竜也)にデパートへの出店交渉を試みるが断られる。だが、貴子は小上海飯店の料理の味に魅かれて一人の客として通い続けるようになる。
貴子が通い続けていたある日、店主の王は病により倒れてしまう。王の病状を知った貴子は見舞いに病院を訪れ、言葉を交わすうちに二人の気持ちが向い合った。
後日、小上海飯店を訪れた貴子は、王の故郷である中国の紹興の話を聞き、仕事を辞め王に弟子入りするという大きな決断をする。
王に弟子入りした貴子は、中華料理に関する作法を学び会得する日々が始まった。そんなある日、王が恩人と慕う永田百合子(八千草薫)から「息子の結婚式の宴を取り仕切ってほしい」という話が舞い込む。返事に困っていた王であったが、やがて「宴」を貴子に一任することを告げる。
そして、「宴」の当日。百合子などが円卓を囲む中、貴子は「宴」の料理を作り始めていく。

誰も守ってくれない (2009)

佐藤浩市・荒井萌




あらすじ: 刑事の勝浦には娘と妻がいるが、過去の事件のトラウマが原因で別居、離婚の危機に瀕していた。娘が両親を仲直りさせようと旅行を計画、勝浦も休暇を申請し、娘へのプレゼントを購入していた。
そんなとき、小学生の姉妹が刺殺される事件が発生し、捜査線上に18歳の少年が浮上する。勝浦と同僚の三島が上司の坂本から命じられたのは、事件の容疑者家族の保護であった。勝浦は休暇申請を反故にされ、渋々この任務に着く。
その頃、容疑者の少年の自宅には、大勢の取材陣や野次馬が押し寄せ、騒然としていた。坂本、勝浦、三島が現場に到着したとき、ついに少年は逮捕・連行される。残された家族は、混乱の中、離婚・再婚の手続きをして姓を変え、別々の場所へと保護され、事情聴取を受けることになる。中学生である妹の沙織には就学義務の免除がなされ、勝浦と三島に保護され車で家を脱出する。沙織に向けて容赦なく焚かれるフラッシュ。「一生追いかけてくる」という言葉の意味を、このとき沙織はまだ理解できていなかった。
勝浦と三島は、執拗に追ってくる報道車をようやく振り切って、用意されたホテルに到着する。しかし沙織の事情聴取を始める間もなく居場所をマスコミにつきとめられ、再び車を走らせることになる。人手不足のために、三島は容疑者宅に呼び戻されて家宅捜索に加わることを命じられ、行くあてのなくなった勝浦はしかたなく沙織を自分のアパートに連れてくる。
携帯電話を 家に忘れてきたという沙織のために勝浦が容疑者宅に戻ると、家宅捜索でごったがえす中で、容疑者の母は茫然としていた。沙織の携帯を見つけた勝浦が戻ろう とした時、母がトイレから出てこないことに捜査員が気付いた。ドアをこじ開けると、母は家族写真を手に、中で自殺を図っていた。勝浦が必死に蘇生させようとしたが、もはや息を吹き返すことはなかった。沙織は混乱の中で、母をも失うことになったのである。
アパートに戻った勝浦は、母の自殺を沙織にどう伝えるか迷う。精神科医の 尾上のアドバイスに従い、彼女の家に移動してから伝えようとしたが、沙織はボーイフレンドの達郎からの電話で先に事実を知り、ショックを受ける。さらに は、記者の梅本も、尾上の自宅を突きとめ、「犯罪者の家族は迫害されて当然」と勝浦に迫る。過去の事件の際に名の挙がった勝浦を、梅本は覚えていたのであ る。何も語らない容疑者の代わりに沙織から供述を得て、自分の出世の材料にしようと考えた坂本は、引き続きの保護を勝浦に命じるのだった。そしてその頃、 ネット上では「容疑者とその家族を糾弾せよ」という掛け声のもと、個人情報を得て関係者をさらし者にしようとする動きが活発化していた。
行く当ての尽きた勝浦は、東京を出ると、家族と共に宿泊するはずだった西伊豆のペンションへとたどり着く。ペンション経営者の本庄夫婦は、勝浦の手 が震えるトラウマの原因となった事件の、被害者家族であった。子どもを守れなかった勝浦に「警察を恨んでも、あなたを恨んではいない」とほほ笑んで見せる 本庄夫婦。しかし沙織が犯罪者家族であることを知り、自分の子供の事件とダブらせた本庄は、複雑な思いを勝浦にぶつける。
ネット上はいわゆる祭り状態で、掲示板に 容疑者や沙織の名前、写真、住所が公開されただけでなく、勝浦の家族にまで危険が及んでいた。さらには隠れ家のペンションの住所まで公開された結果、ペン ションの窓に投石を受ける。ペンションのことを教えたのは、沙織本人だった。なぜこんなことをするのかと戸惑う勝浦と、「刑事さんも困ればいいんだ!」と 叫ぶ沙織。本庄は「悲しみをどこにぶつけていいかわからないから、目の前の勝浦さんにぶつけたんですよ」と勝浦に語る。
夜になると、住所を見た達郎がペンションにやってきた。この時ようやく沙織は笑顔を見せ、久しぶりにくつろいだ様子を見せる。しかし勝浦たちの目を盗んで沙織をペンションから連れ出した達郎は、沙織をネット投稿者たちに売り渡していたのだった。
達郎に裏切られたことを知り愕然とする沙織。そこに機材に手を出され逆上したネット投稿者たちが押し寄せる。彼らの暴行から沙織を庇って負傷した勝浦に、沙織は事件当日に見たことを話し始めるのだった。

2013年5月24日金曜日

僕と妻の1778の物語 (2011)

草彅剛・竹内結子




あらすじ:  SF作家・牧村朔太郎は大好きなSFの執筆に空想を膨らませ、妻・節子と仲睦まじく過ごしていた。ある日、節子は腹痛に襲われ妊娠かと思われたが、朔太郎は実際は大腸がんに侵され余命1年であることを告げられる。妻の力になろうとするが空回りしてしまう朔太郎。しかし朔太郎は「笑うと免疫力が上がることがある」という医師の言葉から、毎日1編ずつ妻のために短編小説を書くことを決意する。

余命1ヶ月の花嫁 (2009)

貫地谷しほり・渡部豪太





あらすじ:  2005年(平成17年)10月イベントコンパニオンをしている千恵は、幕張メッセで開催されるCEATEC JAPANでソニーのブラビア発 表イベント会場で知り合った太郎と交際を始めるが、千恵は乳がんに侵され、太郎の元を離れる。太郎の千恵への想いは変わることがなく、千恵を屋久島まで追 いかけ一緒に生きることを伝え、千恵も太郎と生きることを決意する。しかし千恵は乳がんを再発し、父・貞士と叔母・加代子に医師から余命1ヶ月と告知され る。

妄想少女オタク系 (2007)

甲斐麻美・馬場徹




あらすじ:  オタクな世界と無縁なごく普通の男子高校生・阿部隆弘は同級生の浅井留美に恋してしまう。ところが、浅井は筋金入りのオタクな腐女子。ボーイズラブに萌 え、あろうことか、阿部と彼の親友・千葉俊祐がデキているという勝手な妄想を抱いている始末。さらに、隠れ腐女子の巨乳美女・松井曜子の横ヤリまであり、 はたして純情青年・阿部の想いは浅井に届くのか?

恋するマドリ (2007)

新垣結衣・松田龍平




あらすじ: 美大生のユイは北品川の借家から中目黒の賃貸マンションへ引っ越す。一緒に暮らしていた姉が「できちゃった結婚」をして出て行ったためである。
プロレスラーたちの引越し屋「ヘラクレス運輸」による運搬も終わり、ユイはマンションの住人たちに引越し蕎麦を配るが、隣の老女・野田が受け取ってくれた他は断られてしまう。上の部屋に住む男・タカシもその一人だった。
ある日、前の家に忘れ物をしたことに気付いたユイは、取りに行った際に家の新しい住人・アツコと出会い親しくなり、かつて彼女が入賞した椅子デザインコンテストへのアドバイスを受けるためもあって、しばしば彼女の元を訪れるようになる。アツコは一級建築士で、インドへの留学を控えていた。
大学の授業で木の市を訪れたユイは、偶然タカシに出会いなぜか動揺する。さらにアルバイト先の環境省の研究室を訪れると、そこには増えすぎた針葉樹の色素からELを抽出する 研究者として働くタカシがいた。助手として一緒に働くうち、無愛想だが一途に樹木の事や研究を語るタカシに、ユイは惹かれ始める。しかしユイは自分の部屋の前の住人がアツコであり、タカシの恋人であったが、突然失踪同然に彼の前から姿を消してしまったと知る。
ユイはタカシに対するアツコの微妙な感情を知り、二人を再会させようと考えるが、なかなか言い出せない。
研究発表会場で、ユイは誤って発光装置のELを壊してしまう。予備の緑のELをアツコが持っている事を知ったユイは北品川の家へ向かい、渡すように 迫る。緑のELは手に入ったが、それは同時にユイがタカシとアツコの共通の知人であり、二人の関係を知っていると双方に気付かれることであった。無事発表 を終えた二人がアツコの家に向かうと、アツコは見知らぬ男性・アキラと共におり、タカシは黙ってその場を離れてしまう。アツコが新しい恋をして自分から離 れたと思ったタカシは、ユイの前で激昂する姿を見せる。
タカシと連絡がつかなくなり、ユイは複雑にもつれた三人の思いを嘆く。だが、ユイはアツコとアキラとの関係を誤解していたことを知る。
アツコの出発の日、ユイは部屋に戻ってきたタカシに空港へ見送りに行くよう説得するが、タカシは行こうとしない。業を煮やして一人で空港へ向かった ユイは、ヘラクレス運輸やアキラの協力で急いで向かうが、アツコの乗る飛行機は離陸寸前だった。ユイは空港のデッキで、人目も憚らずタカシとアツコへの思 いを叫ぶ。その前で、搭乗を遅らせていたアツコはタカシと再会する。
夕陽の中、ユイたちは幸福をもたらすという緑の光線を見る。
アツコが旅立った後の冬、ユイは恋人たちをイメージした椅子を完成させる。春が訪れ、ユイは再びヘラクレス運輸と共に引越しのトラックに乗る。「私も、ニッコリするんだ」と心に誓いながら、目黒川の満開の桜とタカシの笑顔に見送られて、ユイは新しい街へと旅立つ。

NANA2 (2006)

中島美嘉・宮崎あおい



 

NANA (2005)

中島美嘉・宮崎あおい




あらすじ: 東京に住む彼氏と同居するため上京する小松奈々、ミュージシャンとして成功するため上京する大崎ナナ、出身地は異なるが同い年の2人のNANAは新幹線の 中で出会った。その後、ひょんなことから奈々とナナは同居することとなる。さらに、ナナの所属するBLACK STONESとナナの恋人の本城蓮が所属するTRAPNEST、2つのバンドのメンバーたちを交え物語は進んでいく。

1リットルの涙 (2005)

大西麻恵・かとうかずこ



あらすじ:  亜也(大西麻恵)を襲った病気は「反射的に体のバランスをとり、素早いなめらかな運動に必要な小脳・脳幹・脊髄の神経細胞が変化、ついには消えてしまう」 脊髄小脳変性症という難病。亜也は中学3年生のときに発病するが、難関の県立東高校に入学する。症状の進行と共にやがて動作が鈍くなり、学校内の移動です ら友人らの手助けがなくては困難な状況になり、学校から転校を迫られる。亜也は友人らの負担の限界を知り、養護学校への転校を決断する。亜也はそのとき、 日記にこう記した「私は東高を去ります。身障者という重い荷物をひとりで背負って生きてゆきます。なあんてかっこいいことが言えるようになるには1リット ルの涙が必要だった」。こうして亜也は養護学校での寮生活に入った。養護学校に入っても、亜也は社会へ出て役に立つ仕事がしたいと大学進学への勉強に励む のだが、やがてそれも叶わないこととなる。養護学校で演劇の発表会が催されることとなり、亜也も裏方として参加する。発表会は大成功だった。亜也たちの感 動もひとしおだった。養護学校を卒業し、亜也は自宅療養と入院を繰り返すようになる。それでも亜也は社会へ出て働く希望を捨てない。病院での生活はリハビ リの毎日。悪くなっても決して良くはならない病気の進行を少しでも食い止めるために、リハビリは不可欠だった。ひたむきにリハビリを続ける亜也に、いつし か病院の患者たちも声援を送るようになっていった。そんなある日、亜也は意を決して山本医師(鳥居かほり)に聞いた。「先生…私…結婚できる?」山本医師 は言葉に詰まるが言う「出来ないと思う」。すると亜也はこう返した「先生ありがとう…、本当のことを言ってくれて」。亜也の症状はさらに悪化していく。自 宅の介護ベッドの上で生活することとなり、文字も書くのも困難になっていった。ある日、亜也は今まで書き溜めた日記を母・潮香(かとうかずこ)に託す。潮 香はその日記を夜を徹して読んだ。亜也の苦労を想い、あふれる涙を止めることができなかった。病床の亜也を静かに見守る潮香。亜也は渾身の力を注いで母に 言う。「まだ生きたい」。亜也は20歳になっていた。それから亜也は5年余を生き抜き、25年と10ヶ月の人生に幕を閉じた。

虹の女神 (2006)

市原隼人・上野樹里・蒼井優




あらすじ: 映像制作会社で働く智也は、ある日、大学時代の友人、あおいが飛行機事故によって、アメリカで命を落とした事を知る。
2人の出会いは、最悪だった。
あおいと同じレコード店でバイトをしている女の子に近づくために、彼女の友人であるあおいに智也が声をかけたのである。 大学の映画研究会に所属するあおいは、自分が撮影する映画のフィルム代欲しさに、智也の恋のキューピット役を引き受ける。
結局、智也はあっけなく失恋したが、何故かあおいが監督となって製作している作品、『THE END OF THE WORLD』に主な俳優として無理やり出演させられることになった。
大学卒業後、映像制作会社に入社したあおいは、アメリカに映像の勉強のために留学する事を決意する。
一方、大学卒業後、就職できずにいた智也は、あおいの紹介で、あおいと同じ映像制作会社で働くようになるが、智也を慕うあおいを引き留めることなく、あおいをアメリカへ送り出す。
そして、ある時、智也がふと空を見上げると、いつかどこかで見た、不思議な虹が出ていた。
あおいの告別式の日、大学時代に撮った『THE END OF THE WORLD』の上映会が行われる事に・・・。

ラブコン (2006)

小池徹平・藤澤恵麻




あらすじ: 舞台は大阪の高校、舞戸(まいど)学園。主人公の小泉リサ(身長172cm)と大谷敦士(身長156.2cm)は、入学当初からの犬猿の仲。その身長差が傍目に愉快なことと口げんかがまるで漫才のようであることから、不本意ながらも学園のオール阪神・巨人として有名だった。
会えば喧嘩ばかりだったリサと大谷だが、これ以上ないほど性格や音楽の趣味が合うことが判明し、またお互いが身長という同じコンプレックスを抱いていることにも気づく。それと同時にリサは、大谷が持つさりげない優しさや男らしさにも気づき、だんだん惹かれていくことになる。自分にとって最高の相手である大谷。ただ一点、身長を除いては…。

犬とあなたの物語 (2006)

中村獅童・伊東美咲



 

カフェ代官山〜Sweet Boys〜 (2008)

相葉弘樹・大河元気・桐山漣



あらすじ:  代官山にあるカフェ『レーヴ・コンティニュエ』にある日一人の青年・石川楽がやってくる。彼は、人を幸せにするパティシエになるために、亡き父のライバル が経営するこのカフェにやって来たのだった。しかし、マスターは不在で、3人の店員たちは変わり者ばかり。不安を抱きながらも、楽のパティシエ修行が始ま る。

魔法遣いに大切なこと (2008)

山下リオ・岡田将生



あらすじ:  高校2年生の少女・菊池ユメは、正式な魔法遣いになるための研修を受けるべく、岩手県の遠野から東京へとやって来ました。両親共に魔法遣いであった彼女は、当然のように自分も魔法遣いになりたいと思ったのです。
しかし彼女は、漠然と「良い魔法を遣いたい」「人のためになる魔法を遣いたい」と思っているだけで、魔法遣いにとって本当に大切なことは何なのかをまだ理解してはいないようです。
1ヶ月間の研修で、指導官の小山田や依頼人達と触れ合いながら、ユメはどんな魔法遣いに成長していくのでしょうか・・・。

同級生 (2008)

中村優一・桐谷美玲



あらすじ:  高校3年生の柴原潤は競泳部に所属していたが、最後のインターハイに向けた予選でライバルの村井直樹に負けてしまう。予選終了直後、潤はプール内で意識を 失ってしまい、病院へ搬送される。診察の結果、医師から心臓に過度な負荷がかかる運動は止めるように言われ、また競泳部の監督であり父親である保からは、 水泳をあきらめて受験勉強に専念するように言われてしまう。決まっていた大学への推薦も取り消されて落ち込んでいた潤のもとへ、北海道在住で同じ誕生日、 名前は同じく「ジュン」という見知らぬアドレスからのメールが届く。これがきっかけで、2人はメル友となり、お互いに励ましあっていく。ある日、病院へ 行っていた潤は、車椅子に乗った少女・早川希実に声をかけられる。潤と同じ高校で競泳部の1年先輩だった彼女は、病気で留年し、今は潤と同じクラスメート となっていたが、そのことを思い出せずに彼女を傷つけてしまう。ひょんなことから彼女の連絡係をつとめることになってしまう潤だったが、希実とは気があわ ないため、顔をあわせればいつも喧嘩になってしまう。そんな希実とのこと、水泳や受験のことなどいろいろな事柄・悩みをジュンとのメールに書く。そして、 いつしかジュンは潤にとってかけがえのない存在となっていき、顔も知らないジュンに対して恋愛感情を抱いていく。

恋しくて (2007)

石田法嗣・東里翔斗



あらすじ: 高校生になった加那子(山入端佳美)は、おばぁ(平良とみ)の家に引っ越したきり逢う機会がなかった幼なじみの栄順(東里翔斗)と再会する。男らしくて頼 りがいがあるが、全てひらめきで生きているような加那子の兄セイリョウ(石田法嗣)の「バンドやるどー」の一声で、栄順が歌、やはり幼なじみのマコト(宜 保秀明)がギター、セイリョウがドラムをやることになる。加那子のパートは恥ずかしがり屋の栄順を歌わせること。自ら経営するバーでプロとして歌う母・澄 子(与世山澄子)とピアニストで作曲もした父を持つ加那子も音楽が大好きだが、4歳の時に父がいなくなって以来、歌えなくなってしまったのだ。本土出身の 父は「奄美に歌を探しに行く」と出て行ったきり、何の音沙汰もなかった。バンド名は“セイリョウズ”。文化祭出場を目指して、牛小屋での練習が始まった。 最初はセイリョウに言われて渋々始めた栄順だったが、やがて歌うことの喜びに目覚めていく。音楽に夢中になっているうちに、栄順と加那子は2年生、セイ リョウは卒業できずにもう1度3年生になった。加那子はおばぁの理容室や澄子の店“インタリュード”を手伝いながら空手部で活躍、地区予選出場が決まっ た。気が付けば、いつもそばにいる。そんな加那子に、栄順はある日思い切って「俺たち、付き合ってるのかな」と質問する。加那子は笑顔で頷いてくのだっ た。遂に文化祭のバンドオーディションが始まった。遥かに実力も魅力も上のバンドが次々と現れ、セイリョウズはあっさり落選。文化祭の夜、またしてもセイ リョウにひらめきが訪れた。学校をやめて旅に行ってしまったのだ。加那子たちは3年生になる。地区決戦大会までいって負けた加那子が空手部をやめて、老眼 で細かい作業が苦手になってきたおばぁの手伝いに精を出していた頃、セイリョウは奄美を訪れていた。セイリョウは崖から落ちた父を看取ったおじぃ(武下和 平)を訪ね、父の遺品と遺骨を受け取る。島に帰ってくるなり、「東京へ行ってレコードデビューする」と宣言するセイリョウ。バンドを解散してしまった栄順 の同級生の浩(大嶺健一)がキーボードに加わり、バンド名も“ビキニング”に変えて、新たな出発を迎えるが……。

恋愛寫眞 (2003)

広末涼子・松田龍平
 
 
 
あらすじ:カメラマン誠 人(松田龍平)の元に、死んだはずの元恋人・静流(広末涼子)からニューヨークの消印で手紙が届く。彼女はニューヨークで死んだと言われており、届くはず のない物だった。3年前、2人は一緒に暮らしていて、誠人の影響で静流もカメラを持つようになった。ふとした哀しいきっかけで別れてしまった2人だが、静 流は今でも忘れられないほど誠人の心に鮮烈な印象を残していた。誠人は彼女を探しにニューヨークへと旅立つ。広いニューヨーク。静流が送ってきた写真の中 の風景だけを手がかりに、誠人は歩き回る。旅の途中、牧師のカシアス、静流の友達でダンサー志望のアヤ(小池栄子)に出会い、彼らの力を借りて次第に静流の影に近づいていく。しかし、行く手には思いがけない真実が待っていた。

涙そうそう (2006)

妻夫木聡・長澤まさみ



あらすじ:  沖縄で暮らす新垣洋太郎(妻夫木聡)は、飲食店を持つことを夢見ながら、昼も夜もなく働き続ける青年。ひとり暮らしの彼のもとに、義理の妹であるカオル (長澤まさみ)がやってくる。それが洋太郎には、嬉しくてたまらなかった。洋太郎の母親である光江(小泉今日子)は、彼が8歳の時に再婚し、新たな父親の 連れ子がカオルだった。幼い頃はぎこちなかった二人の関係も、現在では血のつながった兄妹以上のものとなり、洋太郎にとってはかけがえのない存在となって いた。沖縄本島の高校に合格したカオルは、オバァ(平良とみ)と暮らしていた離島を離れ、洋太郎と一緒に暮らすことになっていた。義父は失踪し、母を病で 亡くしていた二人にとって、お互いが唯一の肉親なのだ。古びた洋太郎のアパートで、二人の生活が始まる。ようやく資金が貯まって念願だった居酒屋のオープ ンに漕ぎつける洋太郎だが、その土地の権利は偽造されたものだった。詐欺に引っかかったことを知る洋太郎。自分と仲間たちの手で塗装した店は解体され、洋 太郎は多額の借金を背負ってしまう。恋人の恵子(麻生久美子)も、洋太郎のもとを去っていった。悩み苦しむ洋太郎を励ますのは、カオルだけだった。いつし か洋太郎との間に流れはじめた微妙な感情に戸惑うカオルは、大学の卒業を機に自立する決意を洋太郎に告げる。洋太郎も、それに反対することはできなかっ た。二人が別々に暮らすようになって1年後、沖縄本土に大型台風がやってくる。その夜、カオルの身を案じた洋太郎は彼女の部屋を訪れる。久々に顔を合せる 2人。しかし、洋太郎の肉体は、いつのまにか再起不能の病魔に冒されていた。懸命の看護もむなしく、他界する洋太郎。自分のために、昼夜を問わず働き通し だった洋太郎の愛を改めて知るカオル。その目からは、とめどない涙があふれて尽きることはなかった。

2013年5月23日木曜日

アフロ田中 (2012)

松田翔太・佐々木希



あらすじ: 強烈な天然パーマでこの世に産まれ落ちた田中広。幼い頃からその髪質ゆえ理不尽なイジメを受け、不遇の少年時代を過ごしてきた。成長し高校生となった田中 はノープランのままその場のノリで学校を中退。その後、さらなる自由を求めて埼玉から上京する。肉体労働で日々汗を流しながら、田中(松田翔太)は24歳 を迎えるが、いまだ、彼女も出来ない寂しい生活を送っていた。そんな時、学生時代からつるんできた地元の仲間たちの1人、井上(駒木根隆介)が、結婚する という知らせが舞い込む。高校時代の約束を思い出し、真っ青になる田中。その約束とは“仲間5人のうち誰かが結婚する日には、その時の彼女を連れてくる” というものだった。焦る田中の前に、隣に引っ越してきた加藤亜矢(佐々木希)が現れる。そのあまりの美しさに激しく心をときめかす田中だったが、あんなの どうこうできるはずないだろ、と瞬時に諦めてしまう。そんな中、田中は彼女がいないことを仲間たちに告白しようと決め、帰郷。だが半年ぶりに再会した仲間 たちは、それぞれ適度に生活に疲れながらも、身の丈にあった彼女をしっかり作っており、結局、田中は彼女がいる振りを続けるしかなかった。東京に戻った田 中は、精力的に合コンに参加する日々をスタート。だが頭でっかちで、ことごとくズレている田中を相手にする女子がいるはずもない。合コンで出会ったユミ (原幹恵)となんとか連絡先を交換し、ホテルまで行くはめになるものの、やはり肝心なところでうまくいかない。もはや悟りの境地まで達した田中は、すべて を諦めようとするが、そんな時、隣室から悲鳴が。「ゴキブリが出た」とかわいく騒ぐ亜矢を助けたことがきっかけで、2人の仲はまさかの急接近。煩悩を捨て ようと一人戦う田中だが、亜矢の魅力の前にあふれ出る好意(と性欲)を抑えられない。そして遂に運命のクリスマスが訪れる。友達との約束が急遽なくなって しまったと言いながら「もしよろしければ、お食事でも」と頬を赤らめながら、健気に田中を誘う亜矢。一気に幸せの絶頂まで駆け上る田中をもう誰も止められ ない。まるで恋人同士のようにクリスマスデートを楽しむ田中と亜矢だったが、そこには大きな落とし穴が待ち受けていた。

僕等がいた 前篇 (2012)

生田斗真・吉高由里子



あらすじ: 釧路市の高校に入学したばかりの「高橋七美」は、新しい環境に胸を膨らませていた。友達もでき、順調な高校生活がスタートしたように思われたが、中学では クラスの三分の二の女子に好かれていたという人気男子「矢野元晴」との出会いは、七美にとってあまりよい印象のものではなかった。クラスメイトとして共に 過ごすうち、徐々に矢野に惹かれていく七美。だが、矢野は恋人との死別という暗い過去を引きずっているのだった。

冷たい熱帯魚(2011)

吹越満・でんでん
 



あらすじ: 死別した前妻の娘と現在の妻。その折り合いの悪い二人に挟まれながらも、主人公の社本信行は小さな熱帯魚店を営んでいた。波風の立たないよう静かに暮らす 小市民的気質の社本。だが、家族の確執に向き合わない彼の態度は、ついに娘の万引きを招く。スーパーでの万引き発覚で窮地に陥る社本だったが、そんな彼を 救ったのはスーパー店長と懇意のある村田だった。村田の懇願により店長は万引きを許す。さらに大型熱帯魚店を経営する村田は、娘をバイトとして雇い入れ る。その親切さと人の良さそうな男に誘われて、社本と村田夫婦との交流が始まる。しばらくして、利益の大きい高級魚の取引を持ちかけられる社本。それが、 村田の悪逆非道な「ビジネス」を知り、同時に引き返せなくなる顛末への引き金となった。

自虐の詩 (2007)

中谷美紀・阿部寛



あらすじ: 窓から通天閣の見える大阪・飛田の小さなアパートで、幸江(中谷美紀)は内縁の夫であるイサオ(阿部寛)と暮らしていた。元ヤクザのイサオはまともに勤め ることもなく酒とギャンブルに溺れ、幸江が近所の中華料理屋で働くことで生計を立てていた。無口で気性の荒いイサオは、ことあるごとに部屋のちゃぶ台を ひっくりかえす。それでも、ひたすらイサオに尽くす幸江の健気さに、隣の住人である小春(カルーセル麻紀)は胸を痛めていた。一方、中華料理屋の主人(遠 藤憲一)は秘かに幸江に思いを寄せて、プロポーズの機会をうかがっている。そんなある日、幸江の中学時代に逮捕された父親の家康(西田敏行)が出所して、 幸江のもとに現れる。妻に家出された家康は、キャバレーのホステス(名取裕子)を口説いて、その再婚資金を得るために銀行に押し入ったのだった。イサオ は、ふたたび暴力団の組員となる誘いを組長(竜雷太)から受けていた。と、幸江の妊娠が発覚する。親もヤクザでその血を受け継いだイサオは苦悩のあげく、 失踪してしまう。それでもイサオの子供を産もうと、身重な身体で必死に働き続ける幸江。しかし、誤って歩道橋から転落した彼女は救急車で病院へ運ばれた。 手術を受け、ベッドで昏睡する幸江は過去の日々を思い出していた。貧乏だった幼い日。父の逮捕後、唯一の友人として励ましてくれた同級生の熊本さん。覚せ い剤に溺れて、自分の肉体を売っていた若き日々。そんな頃、チンピラ時代のイサオと知りあった。イサオは、組長に盃を返して小指を詰め、幸江と一緒になっ た。そして、二人で海に行った幸せな新婚時代…。意識が戻ったとき、幸江の前にはイサオがいた。「三人で、海へ行こう」イサオの言葉に、幸江は涙が止まら なかった。半年後、生まれたばかりの赤ん坊と一緒に、海辺でたたずむ幸江とイサオの姿があった。

アマルフィ 女神の報酬 (2009)

織田裕二・天海祐希



あらすじ: 2009年12月22日、外交官の黒田康作とイタリア旅行中の矢上紗江子は、クリスマス期間で賑わうローマ市内のホテルに入る。その前日、あるテロ予告を受け、黒田はイタリア日本大使館に赴任する。ローマで開催されるクリスマスのG8外務大臣会 合へ出席する川越外務大臣のイタリア訪問の準備に追われる中、偶然、日本人少女誘拐事件に巻き込まれる。美術館の公衆トイレにたまたま少女が入った時にさ らわれたという。黒田は犯人に少女の父親だと名乗ったことで、少女の母・紗江子の「夫」として同じホテルに泊まる羽目になり、犯人との身代金の取引にも関 わることになる。犯人側は取引場所になぜかローマの観光地ばかり指定してくるが、警察に通報した事がばれ、取引は失敗に終わる。だが、その後の取引再開に て携帯電話の逆探知という方法で掴んだアマルフィへ向かい、黒田はついに犯人の目星をつけるが、実は誘拐と黒田らの捜査こそ犯人グループの真の目的のために仕組まれた犯行計画の一部だったのだ。
一連の犯行の動機は、7年前に起きたある中近東国家を支配する軍事政権の市民への虐殺が背景にあり、仲間を虐殺された藤井昌樹らボランティアNGOメ ンバーによる復讐だった。彼らは、復讐相手を軍事政権ではなく、それを陰で資金援助をした日本政府の川越大臣に定めていて、川越に事実の自白強要をして殺 すことが最終目的であり、誘拐や全ての犯罪行為は、イタリア日本大使館に侵入するためだけの犯行計画だった。黒田はそれを阻止すべくローマ市警に反抗し、 紗江子から藤井への「娘にした事を生きて償ってほしい」という伝言の下、妻を虐殺された藤井には「説得」をもって解決しようとする。

テルマエ・ロマエ (2012)

阿部寛・上戸彩


あらすじ: 現代日本で見たものをモデルにローマで新たな浴場を建造して名声を高めたルシウスは、ついには皇帝ハドリアヌスお抱えの浴場設計技師となり、側近の アントニヌスの知遇も得る。やがて、ハドリアヌスは、後継者と考えるケイオニウスのために新たな浴場建設をルシウスに命じる。しかし、どうしてもケイオニ ウスを信頼できないルシウスは、厳罰を覚悟でこれを拒否する決意を固める。ハドリアヌスは、それまでの業績を考慮してルシウスの処罰は免除するが、二度と 眼前に現れるなと申し渡す。
失意のルシウスは再び日本にタイムスリップし、今度は真実の実家である古い温泉宿に現れる。そこには、漫画家への道を諦め、実家の温泉宿の跡継ぎと なる決意を固めかけていた真実がいた。真実はルシウスと再会する日に備えてラテン語と古代ローマ史を猛勉強し、彼と完璧に会話ができるまでになっていた。
帰還するルシウスに巻き込まれて真実も古代ローマにタイムスリップしてしまうが、史実と異なるアントニヌスの左遷が実現しかかっていた。これを阻止しないと、歴史が変わってしまい、ハドリアヌスの神格化も実現しないことに気づく。これを聞かされたルシウスは、治癒効果のある温泉場を戦場に建設し、その手柄をアントニヌスに譲ることにする。真実の後にやはり古代ローマにタイムスリップしてしまった真実の父とその温泉仲間たちの支援も得て、ルシウスはオンドル小屋の立ち並ぶ湯治場を作り上げて勝戦に貢献する。これによってアントニヌスの左遷は取り消され、ルシウスも名誉を回復する。やがて、ルシウスと別れて真実たちは現代日本に戻ることになる。

EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO (2012)



あらすじ: 衛星軌道上に封印されていたエヴァンゲリオン初号機からサルベージされた碇シンジ。しかし目覚めた世界では14年が経過していた。ミサトたち旧ネルフ職員らは、反ネルフ組織「ヴィレ」を立ち上げ、使徒とネルフ側エヴァと戦っていた。ヴィレは回収した初号機をコアとした艦艇「AAA ヴンダー」を建造する。その艦内でシンジはミサトやアスカたちから冷たい態度を取られる。綾波レイを助けた代償として初号機は「ニア・サードインパクト」を引き起こし、世界が半壊してしまったためであった。その犯人として扱われるシンジ。助けたはずのレイも初号機からサルベージされなかったと聞かされる。二度とエヴァに乗らないことを厳命され、もし乗り込んで次に覚醒した場合に備え爆弾付きの首輪まではめられるのであった。そこにエヴァMark.09が襲来する。搭乗する「レイ」の声に促されシンジはMark.09の手に乗り脱出、ネルフ本部へと向かう。荒廃したネルフ本部でシンジは父ゲンドウと、謎の少年渚カヲルと出会う。ゲンドウはシンジにカヲルと共に新造されるエヴァ13号機に搭乗することを命令するのだった…。

GANTZ PERFECT ANSWER (2011)

二宮和也・松山ケンイチ



あらすじ:戦いに目覚め、生き抜くことを選択する玄野。一方、暴力に支配された世界を嫌悪し、戦いを否定する加藤は死闘の中で命を落としてしまう。身近にある生と死 を実感した玄野は、100点めにゅ〜で加藤を生き返らせるために戦いを続けていく。過去に100点を取り、ガンツを卒業していたメンバーの鮎川たちも復活 し、心強い仲間たちとともに得点を積み重ね、順調かに見えた玄野たち。しかし、加藤の不可解な復活と、ガンツメンバーの周囲をかぎまわる謎の男と最強の敵 が出現し、ガンツの何かが狂い始める。そして、異変が起き始めたガンツが次のターゲットに選んだのは、星人ではなく玄野のことを想い続ける多恵だった。

GANTZ (2011)

二宮和也・松山ケンイチ


GANTZ PART1 


あらすじ: 就職活動中の大学生・玄野計と正義感の強い加藤勝の2人は、ある日電車に轢かれて命を落とす。死んだはずの2人が、黒い謎の球体「GANTZ」に召喚さ れ、異形の星人たちとの戦いを強いられる。血で血を洗う戦いを加藤は嫌悪するが、玄野は戦いを通じて明らかになる自分の秘められた力に自らの存在を見出 す。





海猿4 (2012)

伊藤英明・加藤あい・佐藤隆太

パート1 ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・ 


あらすじ: 海上保安官だった仙崎大輔は後輩の吉岡とともに、海難救助のエキスパートである特殊救難隊に所属していた。大輔は妻の環菜との間に二人目の子供を授かり、 吉岡はキャビンアテダントの美香という恋人ができるなど、公私ともに充実していた。しかし美香の搭乗するジャンボ旅客機のエンジンが炎上、飛行がこんな状 況に陥ってしまう。総合対策室の下川救難課長は最後の選択肢として、東京湾への着水を提案。ジャンボ機が浮かんでいられるのはわずか20分。大輔たちはそ の間に300名を超える乗客乗員を救出することになった。

海猿3 (2010)

伊藤英明・加藤あい・ 佐藤隆太


あらすじ:  2010年9月、大型台風が接近する中、福岡沖に国家プロジェクトとして建設された天然ガスプラント施設「レガリア」で火災が発生した。仙崎は吉岡と「レ ガリア」設計主任の桜木とともに現場へ向かうが、救助作業中に爆発が起こり、仙崎や桜木たちは施設内に取り残されてしまう。ヘリも船も近づけない中、仙崎 は知り合ったばかりの機動救難士・服部とバディを組み、全員で無事帰還する方法を探る。

海猿2 (2006)

伊藤英明・加藤あい・佐藤隆太



 あらすじ: 鹿児島、機動救難隊へと異動し機動救難士と なった仙崎と吉岡。仙崎は遠距離恋愛ながらも、環菜と順調に交際し、結婚は目前だった。ある日、訓練中に機動救難隊に出動が命じられる。任務は鹿児島湾内 で座礁したフェリーでの救助活動。しかし、予想以上の速さで浸水、傾いていく船体。仙崎と吉岡、そして要救助者2名は、絶体絶命の状況に追いやられてい く…。

海猿 (2004)

伊藤英明・海東健・伊藤淳史



あらすじ: 海が好きという思いで、転職してまで海上保安庁に入った仙崎。第七管区福岡海上保安部に配属されたが、地上や船上勤務を退屈と感じ、エリート集団である潜水士を目指し、海上保安大学校の潜水士課程に入校するところから物語は始まる。海猿と呼ばれる若き潜水士候補生の友情、恋、挫折、試練、成長が描かれた。

2013年5月22日水曜日

おおかみこどもの雨と雪 (2012)

細田守監督



あらすじ: 東京のはずれにある国立大学に通う、女子大生の花は、大学の教室でとある男と出会い、恋に落ちる。その男は自分がニホンオオカミの 末裔、「おおかみおとこ」であることを告白するが、花はそれを受け入れ2人の子供を産む。産まれた姉「雪」と弟「雨」は狼に変身できる「おおかみこども」 であった。しかし雨の出産直後、男は亡くなってしまう。花は2人の「おおかみこども」の育児に追われるが、都会ではたびたび狼に変身してしまう雪と雨を育 てるのは難しく、山奥の古民家に移住する。
人の目を気にすることなく山奥で姉弟は育っていく。蛇や猪をも恐れない活発で狼になるのが好きな雪に対し、弟の雨は内向的であったが、やがて雪は小 学校に通うようになり、狼にならないように気をつけ、人間として生きていく。一方で雨は小学校に馴染めず、山に入っては狼となって、一匹の狐を「先生」と 呼び彼から山で生きる術を学んでいく。
雪の通う小学校に草平という転校生がやってくるが、雪は「獣臭い」と言われてしまい、彼を避けるようになる。草平は雪になぜ自分を避けるのか問い、 逃げる雪を追いかける。追い詰められた雪は思わず狼の腕で草平に怪我をさせてしまう。草平は雪の狼の姿を知りつつもそれを言うことはなく、自分に怪我を負 わせたのは狼だと言って雪を庇う。
ある大雨の日、親が迎えに来なかった雪と草平は学校に残され、雪は草平に自分が「おおかみこども」であることを告白する。一方で雨は、怪我をして先 が長くない「先生」の代わりに山で生きていくことを決意し、山に入る。雨を追って花は豪雨の山に入り、雨を探し続けるが、足を滑らせ谷に落ちて雨に助けら れる。意識が戻った花は、山へ戻ろうとする狼の姿の雨を呼び止めるが、雨は走って崖を登っていき、頂で大きく吠えて消えていった。
雨が家を出ていき、そして雪も、中学校からは花の勧めで寮に入ることになった。花はひとり山奥の家で生活を続ける。

おくりびと (2008)

本木雅弘・広末涼子



あらすじ: 楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に 即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだ してゆく。

2013年5月21日火曜日

るろうに剣心(2012)

佐藤健・武井咲



あらすじ: 幕末の動乱に揺れる京都に名を轟かせる一人の暗殺者がいた。名は緋村抜刀斎。その神速の剣技と驚異の暗殺成功率から『人斬り抜刀斎』の通り名を持ち、幕府要人や佐幕派の武士達を震撼させていた。
それから10年の月日が流れ、時は明治11年。抜刀斎は剣心と名乗り、以前とは打って変わって人の命を奪うを良しとせぬ『不殺(ころさず)の誓い』を掲げ、日本各地を旅しながら、か弱き人々を剣の力で守り助ける流浪人(るろうに)として、穏やかな日々を送っていた。剣心が東京に流れ着いた頃、巷では二つの事件が進行していた。一つは中毒性の高い新型阿片の密売。もう一つは“神谷活心流 人斬り抜刀斎”を騙る辻斬り。
女医、高荷恵は身寄りのないところを豪商・武田観柳に囲われ、新型阿片の開発を行わされていたが屋敷を逃げ出した。観柳は恵を連れ戻すのに、雇っていた“抜刀斎”を差し向ける。恵の逃げ込んだ警察署内で“抜刀斎”は斬殺を繰り広げたが恵を取り逃がした。
一方、辻斬りの流派と噂され、1人を残して門下生がいなくなった神谷活心流の師範代・神谷薫は犯人と勘違いし剣心に挑みかかるが軽くいなされる。その直後に薫は“抜刀斎”と遭遇し、斬られようとしたところを剣心に救われる。
神谷道場に戻った薫に今度は別の観柳の手下たちが道場の土地を譲るよう狼藉を働く。そこに剣心が現れ、手下たちを気絶させる。やってきた警官隊に騒動の原因は自分にあって道場は無関係だと告げると、剣心は手下ともども警察へ連れて行かれた。
警察では、剣心が抜刀斎であることを知る山県有朋、斎藤一が剣心に新型阿片の捜査協力を願うが、剣心はこれを断り釈放となる。雨の中、釈放となった剣心を薫が出迎え、道場へと案内する。同じ頃、逃亡中の恵は神谷活心流門下生で神谷道場に居候する士族の少年・明神弥彦と出会い、同じく道場に居つくことになる。
ある日、町の住人達の多くが急に苦しみだす事件が起きる。恵はこれが井戸に入れられた毒のためと看破し、治療に奔走する。治療がひと段落すると恵は町の住人にこれ以上迷惑が掛らぬようにと自ら観柳の屋敷に戻る。
恵の書き置きを読んだ剣心は観柳の屋敷に向かい、手下ともども観柳を打据え恵を助け出すが、恵の口から、贋“抜刀斎”が薫を拉致し剣心との戦いを望んでいることを聞かされ、今度は薫を救うために向かうのだった。

Like someone in love (2012)

奥野匡・高梨臨・加瀬亮

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あらすじ: 80歳を超え、現役を引退した元大学教授のタカシ(奥野匡)は、亡妻にも似た一人の若い女性明子(高梨臨)を、デートクラブを通して家に呼ぶ。整えられた ダイニングテーブルには、タカシによってワインと桜海老のスープが準備されるが、まどろむ明子は手をつけようともしない。明子はむしろ、彼女に会うために いなかから出てきた祖母と会えなかったこと、駅に置き去りにしてきたことが気にかかっている。 翌朝、明子が通う大学まで車で送ったタカシの前に、彼女の婚約者だというノリアキ(加瀬亮)という青年が現れる。ノリアキはタカシを明子の祖父と勘違いす る。運命の歯車が廻りだす。



アシュラ (2012)



あらすじ: 平安時代末期、飢饉に よって屍が累々と横たわり、ある者達は人を殺して人肉を貪り食らっていた。その一人である妊娠した狂女は、やがて赤ん坊を産み落とす。狂女は「アシュラ」 と名付けたその子を可愛がるが、やがて空腹に耐えかね焼いて食おうとする。その時、落雷によってアシュラは川に押し流され、岸に辿り着くも誰にも育てられ ないまま獣同然に生き抜く。ある時、人狩りに捕まり連れていかれた先で人間としての生活、仲間、愛情を知るが、生みの親と出会ったことで凄惨な出生の秘 密、自分が決して家族との生活を過ごせないことを知り苦悩する。そして、その地に見切りをつけたアシュラは、自分を慕う孤児達を引き連れ都を目指す。

苦役列車 (2012)

森山未來・高良健吾・前田敦子



あらすじ: 時代は昭和後期、19歳の北町貫多は、日雇い労働で生計を立てている。貫多が幼少の折、彼の父親が性犯罪を犯したことで家庭は崩壊した。両親の離婚、数度の転校を繰り返すなかで鬱々とした青春時代を過ごす彼は将来への希望を失った。やがて中学校を卒業した彼は、母親からむしり取った金を手に家を飛び出し、港湾での荷役労働に従事することで一人暮らしを始める。日当の5500円は即座に酒代とソープランド代に消えていく。将来のために貯金するでもなく、月の家賃のため金を取り置くわけでもなく、部屋の追い立てを食らうことも一度や二度ではない。こうして貫多は、義務教育後の4年間を無為に過ごしていたのだった。
そんなある日、港湾の仕事現場にアルバイトの専門学校生・日下部正二が現れる。スポーツで鍛えた肉体と人懐っこい笑顔を持つ日下部に、貫多は好意を抱き始めるのだが…

モンスターズクラブ (2012)

瑛太 · 窪塚洋介 · KenKen



あらすじ人が居ない雪山に籠もり孤独に生きる男・垣内良一は、自給自足の 生活を送りながら爆弾を作っては企業や機関に送り続け、日本の社会システムを粉砕しようと目論んでいた。しかし、森で奇妙な怪物と遭遇して以来、怪物や死 んだ家族の幻想に悩まされるようになる。そして遂に最後の爆弾を日本の首相に送ろうとしていた夜、自殺した兄・ユキが良一の目の前に現れ、自身の運命に大 きくかかわる家族の意外な秘密を知ることになる。