2013年5月22日水曜日

おおかみこどもの雨と雪 (2012)

細田守監督



あらすじ: 東京のはずれにある国立大学に通う、女子大生の花は、大学の教室でとある男と出会い、恋に落ちる。その男は自分がニホンオオカミの 末裔、「おおかみおとこ」であることを告白するが、花はそれを受け入れ2人の子供を産む。産まれた姉「雪」と弟「雨」は狼に変身できる「おおかみこども」 であった。しかし雨の出産直後、男は亡くなってしまう。花は2人の「おおかみこども」の育児に追われるが、都会ではたびたび狼に変身してしまう雪と雨を育 てるのは難しく、山奥の古民家に移住する。
人の目を気にすることなく山奥で姉弟は育っていく。蛇や猪をも恐れない活発で狼になるのが好きな雪に対し、弟の雨は内向的であったが、やがて雪は小 学校に通うようになり、狼にならないように気をつけ、人間として生きていく。一方で雨は小学校に馴染めず、山に入っては狼となって、一匹の狐を「先生」と 呼び彼から山で生きる術を学んでいく。
雪の通う小学校に草平という転校生がやってくるが、雪は「獣臭い」と言われてしまい、彼を避けるようになる。草平は雪になぜ自分を避けるのか問い、 逃げる雪を追いかける。追い詰められた雪は思わず狼の腕で草平に怪我をさせてしまう。草平は雪の狼の姿を知りつつもそれを言うことはなく、自分に怪我を負 わせたのは狼だと言って雪を庇う。
ある大雨の日、親が迎えに来なかった雪と草平は学校に残され、雪は草平に自分が「おおかみこども」であることを告白する。一方で雨は、怪我をして先 が長くない「先生」の代わりに山で生きていくことを決意し、山に入る。雨を追って花は豪雨の山に入り、雨を探し続けるが、足を滑らせ谷に落ちて雨に助けら れる。意識が戻った花は、山へ戻ろうとする狼の姿の雨を呼び止めるが、雨は走って崖を登っていき、頂で大きく吠えて消えていった。
雨が家を出ていき、そして雪も、中学校からは花の勧めで寮に入ることになった。花はひとり山奥の家で生活を続ける。

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